その他

モノづくりプロジェクト2019

SSH生徒の活動

~衝撃を吸収する機構を開発せよ~

8月31日(土)、夏休み最後の土曜日に「モノづくりプロジェクト」の競技会が行われました。
今年も男子校2校と女子校1校が参戦。さらに本校の教員も加わり全20チーム、約60名が参加しました。
競技内容は、用意されたコースの障害物を越えてセラミックのお皿に載せたビー玉と発泡スチロール球をゴールまで運ぶ、というシンプルなもの。制限時間の4分間以内なら何度でも走行でき、完走できない場合は運ぶことができた距離で競いました。
参加者には、夏休み前にベースとなる車の材料を配布し、8月上旬にコースの内容が公開されました。各チームで障害物の衝撃を吸収する機構を工夫しました。

競技の流れを説明
競技の流れを説明
1コースから3コースまで難易度が上がっていきます。
1コースから3コースまで難易度が上がっていきます。

プレゼンテーション&競技

各チーム「機構の設計した観点と特徴」のプレゼンの後、コースを実際に走らせました。
サスペンション・免振・耐震・緩衝材・お皿を吊るす岡持型・液体や寒天の利用・タイヤのクッション性や車体のバランスを考えるなど、それぞれのチームが工夫を凝らして難コースに挑みました。

走行前のプレゼンテーション
走行前のプレゼンテーション
イラストを交えてわかりやすく説明
イラストを交えてわかりやすく説明
絶妙なバランスで運びます。
絶妙なバランスで運びます。
寒天に着目
寒天に着目

完走したのは6チーム
障害を乗り越えるたびに会場から「お~!」「がんばれ!」と応援の声が上がり、他のチームのアイディアに「気がつかなかった!」「なるほど!」「スゴイ!」と感心する声があちこちで聞こえていました。

【講評&講義】 東京電機大学 清水康夫 教授

東京電機大学の清水先生から、丁寧で具体的な指摘で、生徒にとって今後の取り組みの参考になることが多い講評がありました。
その後の講義のテーマは「”モノづくり”⇒”スーパーサイエンス” 課題突破思考を作る」。
清水先生も前日に同じ材料で実際に車を作って障害コースを走らせてくださったとのことで、障害物をクリアするための「着眼点はどこだったのか?」「検討すべき課題と取り組み方。」その考え方など、今回の競技内容に合わせたお話は生徒にとって得るものが多いものとなりました。