学校の様子

美術部 武蔵野美術大学図書館主催ワークショップ(第2回)に参加

校外活動美術部

8月20日(日)、美術部の有志が、武蔵野美術大学鷹の台キャンパス図書館で開催された「ブックデザインから考える」ワークショップに参加しました。

このワークショップは、➀約32万冊ある大学図書館の蔵書から1人1冊の本を選び出し、②本の内容や書かれた時代背景などからイメージをふくらませて本のカバー(表紙)を作成し、③他者へ向けてプレゼンテーションする、という取り組みです。

7月23日(日)に続いて第2回目の実施となった今回は、参加者それぞれがデザインしたブックカバーを持ち寄って、「どのような意図で制作したのか」、「こだわった点や改善点」、「使用した画材」、「制作時間」などを話し、その後、質疑応答を行いました。

開始前に、ファシリテーターの方から「ここは作品の良し悪しを判断する場ではなく、作品を通じたコミュニケーションを楽しむ場なので、気楽にやってください。みんなで盛り上げていきましょう。」という呼びかけがあり、はじめは緊張した面持ちだった生徒たちもリラックスして臨むことができました。

質疑応答では活発に意見が飛び交い、異なる文化、年齢の者同士が同じ作品について意見し合うことで物事の多様な捉え方があらわになりました。
生徒たちは、これまで触れたことのない新たな視点に出会い、とても有意義な時間を過ごすことができました。

生徒たちの作品をぜひご覧ください。

【制作意図】
古い本をたくさんの人に読んでもらいたかった。
【作品のこだわりポイント】
背景を半紙にしたこと。
【制作時間】
半日

【制作意図】
手に取りたいと思う表紙を自分なりに作る。それを通して他の人と意見を交換する。
【作品のこだわりポイント】
古っぽく見せてる表紙を現代風のイラストに自分なりにリメイクしたこと。その上で派手になりすぎない落ち着いた雰囲気を残したこと。
【制作時間】
3〜4日

【制作意図】
ナチスのキッチンという一見関わりの無いように見える内容をうまく読者に関心を持たせられるようにした。
【作品のこだわりポイント】
表紙の女性にこだわった。歴史の質感を出すためにキャンバスに描いてから取り込んで表紙にした。この頃の主婦の表情、ということに重きを置くためにキリッとした表情になるように頑張った。
【制作時間】
5日

【制作意図】
色彩について興味のない人でもこの本は十分に楽しめると思うので、そんな人たちにも手に取ってもらえるようなブックカバーを作りたい。
【作品のこだわりポイント】
日本の歴史を辿りながらその時に流行した色の使われ方を解説するという本の内容に沿うため、時代ごとの建物、服装などをできるだけたくさんの色を使って鮮やかに描きました。あと、このような色彩についてなどの本は興味がないとまず手に取らないと思うけど、誰が読んだとしても面白い本だと思うので表紙で興味をひけるようにできるだけ可愛くしようと思いました。実際表紙を見ると鮮やかでとてもかわいいと思います。
【制作時間】
1日

【制作意図】
この本を小学校の時に読んだことがあったため、懐かしいと感じたから。そしてこの本の良さを表紙によって他の人にも知ってもらいたかったから。
【作品のこだわりポイント】
表紙だけでは物足りないと感じたため、帯をこだわった。作中の登場人物が絶賛!というふうに、見ていて楽しめるようにした。
【制作時間】
6時間