在校生の方へ

中学3年 探究活動 2021.5.26~27

中3特別企画

5月26日・27日の二日間で、SDGsについて探究活動を、6つのセッションとそれに対する2度の講評で展開しました。生徒たちは、中学2年の地理の時間でSDGsについては既に学んでいましたが、今回の活動を通して、「世界で起きていることについて理解を深める」「なぜこうした課題があるのか原因を考える」「当事者の立場を想像し、自分に置き換えてみる」「多様な意見や感情を共有する」「自分は課題に対して何ができるかを考え、行動に移す」ことの必要性をさらに認識したように見受けられました。

26日には、各クラス11グループに分かれて、自分たちが担当する目標について、社会ではどのような取り組みがあるかを探索し、各自が考えられる取り組みのアイディアをブレインストーミングし、そこから導いたRQ(リサーチクエスチョン)をグループを超えて共有しました。

27日には、各活動教室で、各グループが、それぞれ探究した成果を発表しました。活発に質疑応答が行われる中で、世界がより持続的に発展でき平和な社会になるための17のゴールテーマは、社会的な包摂・経済の成長・環境自然の保護といった多くの要素が相互に関連して、その調和が大切であるという視点や考え方が広がったようです。

講評をして下さった日本工業大学大学院技術経営研究科教授中村明先生からは、「テーマによって取り掛かりやすさと難しさの程度はあり、それぞれ苦労は違ったと思うが、たいへんいい発表だった。未来を創る取り組み、次世代に対する取り組みとして、自分たちにできる小さな事柄から目標を定めながら行動してほしい」とメッセージをいただきました。

それぞれのグループが、P(roblem) P(lan) D(ata) A(nalysis) C(onclusion)の探究サイクルを体験し、主体的に行動することで、探究する楽しさも感じられたようです。